リーディングマークは、現在の会社からの離職・転職を検討したことのある入社3年以上10年未満の社員を対象に、「エース社員の離職に関する実態調査」を実施した。
同調査では、入社3年以上10年未満の社員を「エース社員」と定義する。
エース社員の4割が「後輩や同僚の相談役として頼られている」と実感
社内で“期待される存在”として経験したことを聞いたところ、「後輩や同僚の相談役として頼られている」が41.5%で最も多く、次いで「会社の成長に貢献できていると評価されている」が37.7%、「目標達成のためのアイデアを求められることが多い」が34.9%と続いた。
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現在の会社に入社した決め手、「働き方の柔軟性があった」が最多
現在の会社に入社する決め手となった要素を質問したところ、「働き方の柔軟性があった」が43.4%で最多となり、次いで「収入や福利厚生が他社と比較して魅力的だった」が33.0%、「自分の市場価値を高められると考えた」が32.1%と続いた。
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入社時に重視した組織文化は「公平に評価される仕組みがある」が上位
入社時に重視した会社の風土や組織文化を質問すると、「成果に対して公平に評価される仕組みがある」が36.8%で最も多く、次いで「失敗を恐れず挑戦できる風土がある」が34.0%、「社員が自律的に仕事を進められる自由度が高い環境」が34.0%と続いた。
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約8割が、離職・転職につながる「エース社員ならではの不満がある」
自身の離職・転職につながる、エース社員ならではの不満を過去に感じたことがあるか質問したところ、「とてもある」が36.9%、「ややある」が41.4%で、合わせて約8割が不満を感じていることが分かった。
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具体的な悩みは「過剰な期待や責任が集中し、プレッシャーが大きい」
前問で「とてもある」「ややある」と回答した人に、エース社員として過去に感じた悩みを聞くと、「過剰な期待や責任が集中し、プレッシャーが大きい」が50.6%で最も多く、次いで「成果を出しても十分に評価されない」が48.2%、「ワークライフバランスが取りづらい」が42.2%と続いた。
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55.4%が、自身の悩みに対して「会社は適切な対策を講じていない」
悩んでいる、または悩んだことがあることに対して、会社は適切な対策を講じていると感じるか聞いたところ、「まったく感じない」が15.6%、「あまり感じない」が39.8%で、半数以上が会社は適切な対応を取っていないと思っていることが分かった。
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自身の悩みに対して「上司や経営層の理解が不十分である」が半数以上
さらに、その悩みに対して、上司や経営層は十分理解していると思うか質問すると、「まったくそう思わない」が14.6%、「あまりそう思わない」が39.7%で、合わせて54.3%となった。
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約8割が、今後3年以内に「転職を検討する可能性がある」
今後3年以内に、別の会社への転職を検討する可能性はどの程度あるか聞いたところ、「非常に高い」が40.6%、「やや高い」が38.7%で、約8割が転職を視野に入れていることが分かった。
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転職先選びで妥協したくないポイントは「報酬や待遇」「ワークライフバランス」
転職先で妥協したくないと感じる点を1つ質問したところ、「報酬や待遇」が25.4%で最多となり、次いで「ワークライフバランス」が20.8%、「働き方の柔軟性」が14.2%と続いた。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:エース社員の離職に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2025年1月6〜7日
- 有効回答:現在の会社からの離職・転職を検討したことのある企業のエース社員(入社3年以上10年未満)106名
- 出典元:ミキワメ
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