ワンキャリアは、27卒の学生向けに就職活動の状況に関する調査を実施した。
就職活動開始のきっかけは「先輩、OB・OG」が最多、就職活動の早期化に拍車か
27卒の就職活動開始のきっかけは、「先輩、OB・OG」が28.0％で最も多い結果となった。年々早期化している就職活動を経験した先輩やOB・OGの影響で、27卒の就職活動開始時期もさらに早まっていると推測される。
就職活動情報の収集手段は「ナビサイト」が最多
就職活動情報の収集手段は「ナビサイト」が63.0％で最も多く、次いで「企業の採用サイト」が56.0％、「大学の先輩や友人」が46.0％と続いた。また「X」が23.0％、「口コミサイト」「Instagram」がともに15.0％で、一定の支持を獲得している。企業主体で発信されるコンテンツだけでなく、自分と同じ立場（同級生や就職活動を経験した先輩）の人たちの口コミも、合わせて参考にしていると考えられるという。
企業説明会では「業務内容」と「働き方・ワークライフバランス」へ高い関心
企業説明会で最も知りたいことは「業務内容」が23.0％で最多となり、次いで「働き方・ワークライフバランス」が20.0％、「仕事のやりがいや楽しさ」が14.0％と続いた。実際に自身が働くことを前提とした項目で見ると、現時点では「社風」や「社内でのキャリアパス」よりも、「働き方・ワークライフバランス」に重きを置いている様子が見られた。
志望業界としての人気が根強い「コンサル・シンクタンク」「メーカー」
志望業界を聞いたところ、1位が「コンサル・シンクタンク」で16.0％、2位は「メーカー」で15.0％の順となった。昨年の26卒への調査も同様の結果であることから、両業界の根強い人気が浮き彫りとなった。また、同調査の結果と比較すると「金融」が3.6ポイント、「広告・マスコミ」が3.1ポイント上昇した一方、「IT・通信」が2.4ポイント減少している。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名：【27卒】就職活動に関するアンケート
- 調査期間：2025年1月17〜31日
- 調査機関（調査主体）：ワンキャリア
- 調査対象：2027年卒の大学生・大学院生
- 調査方法：インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数：100
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