エイムソウルは、外国籍人材の育成・定着支援の実態や、各国の育成・定着支援に対する価値観を調査した。
約半数の職場が育成プログラム未整備
「外国籍人材向けの育成プログラムが用意されていたか」という質問に対し、49%の回答者が「少し整備されていた」「整備されていなかった」と回答。育成プログラムの内容に関しては「入社時研修」「日本のビジネスマナー・常識に関する教育」が上位に挙がった。
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日本語学習・文化理解支援へのニーズ
外国人の受け入れを成功させるために日本企業に必要なことは、「外国人社員の日本語学習支援」「文化理解支援」と回答する割合が上位に。前者は特に「専門用語集」、後者は「日本の独特な文化の説明」のニーズが高いことが分かった。
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主要業務のマニュアル整備が重要
担当する業務の「マニュアル整備状況」に対する母国のビジネスパーソンの印象を調査したところ、各国で60%を下回ると、ネガティブに評価されることが明らかになった。また、整備状況に対するポジティブな反応の度合いについては、国ごとに差が見られた。
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発生予定の業務内容は契約書に明記を
「契約外の業務依頼が来る頻度」に対する母国のビジネスパーソンの印象を調査したところ、各国で2週間に1回以上の頻度になると、ネガティブに評価されることが分かった。ただし、ネガティブ・ポジティブな反応の度合いについては、国ごとに差が見られた。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名称:日本企業における外国籍人材の育成・定着支援に関する調査
- 調査目的:外国籍人材の育成・定着支援の実態を把握し、日本の職場が改善するべき点を明らかにする
- 調査期間:2025年2月28日~3月31日
- 調査方法:Web入力フォームによる回収
- 調査対象:日本での在留・就労経験のある外国籍人材
- 有効回答:<実態調査> 33ヵ国、229名 <価値観の国際比較調査> 35ヵ国、699名
- 実施主体:エイムソウル、ウイルテック、ジェック、ダイブ、パーソネルコンサルタントマンパワータイランド、ヒューマンリソシア、リフト、ES4E Language & Training Centre、ビーウェルインターナショナル(KOREC)、PT. Joyful Care Indonesia、Oyraa、Linc、チェングロウス、Zenken、PT.Dutagriya Sarana(Pasona group)
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