WACULは、多様な働き方の推進を通じて、女性管理職比率が21.7%へ上昇、男性育休取得率が2年連続で100%を達成したと発表した。

同社では、人材こそが最大の経営資源と位置づけ、社員の成長を「はずみ車」のように回す独自の人事制度「フライホイールモデル」を導入。ダイバーシティ&インクルージョンの次のフェーズとして「両立支援」の実効性を重視した取り組みを行っている。
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2025年2月期、同社における女性管理職比率は21.7%となり、前年2月期の15.0%から伸長した。育児や家庭の状況に応じた配置や業務設計、キャリア形成支援が奏功し、ライフイベントとマネジメント職の両立が可能な体制を構築しているという。
また、2024年度も、男性社員の育児休業取得率は100%を達成。これにより、2年連続での取得率100%となった。同社では、男性育休の取得を「特別なこと」とせず、全社員にとって自然な選択肢として根付かせるため、社内の成功事例の共有や取得時の業務引き継ぎ体制の整備などを継続的に行っているという。
今後も、家庭と仕事の両立を当たり前とする企業文化の定着を目指していくと同社は述べている。
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