ベンドが運営する「スキルアップ研究所」は、「企業英語研修の実態と効果に関する調査」を行った。
英語研修の効果:担当者の80%が「成果あり」も受講者の33%は「向上せず」
研修の効果について、人事・研修担当者と受講者の間に大きな認識の差が見られた。人事・研修担当者の8割が「期待以上」「期待どおり」と成果を認めている。
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一方、受講者では3人に1人が「英語力はほとんど向上しなかった」と回答した。これは企業が提供する研修内容が、受講者のニーズと一致していないことが要因の1つだという。
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今後求められる英語研修、企業は「会議・プレゼン特化」、受講者は「職種別研修」
今後強化したい研修分野についても、企業と受講者の間で違いが明確になった。導入・強化したい英語研修や学習サポートを聞いたところ、人事・研修担当の66.9%は「会議やプレゼンに特化した研修」と回答した。
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一方、受講者が最も望んでいるのは「職種別の専門研修」で43.9%だった。企業は戦略的な場面対応を、受講者は日常業務に直結する実務性を求めており、そのギャップをどう埋めるかが今後の課題になるという。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名:企業の英語研修の実態と効果に関する調査
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対象者:
- 英語研修を受講したことがある人(100名)
- 英語研修を実施中の企業に務める人事・研修企画担当者(100名)
- 対象地域:全国
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2025年8月10〜17日
- 回答数:各100
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