KIYOラーニングは、出版事業「スタディング出版」を2026年1月から開始する。オンライン資格取得講座「スタディング」で培った学習ノウハウをもとに、新たな独学向け学習スタイルを提案するという。
スタディング出版では、書籍とオンライン、AI技術を融合させた「ハイブリッド学習スタイル」を展開する。学習者は書籍を読みながら、スマートフォンを用いたオンライン演習やAIによる質問対応を受けられる。これにより「紙の集中できる安心感」と「オンラインの効率性・利便性」を兼ね備えた環境で、独学者でも効率よく学べるとする。
第1弾書籍として、2026年1月下旬に『スタディング式 中小企業診断士 テキスト&問題集』を発刊予定。同書は「スタディング式」として、要点を押さえたテキスト部分と、理解を定着させる問題集を一体化。これにより、学習内容のインプットとアウトプットを効率的に繰り返せるという。また、各章にオンライン問題集にアクセスできる仕組みを設け、移動中などでも学習が途切れなくしている。

学習中に疑問が生じた場合には、AIによる質問応答機能「AIマスター先生」が即時回答する。このAIは質問対応のほか、学習進行のアドバイスや弱点克服の提案も行い、独学でも学習意欲やモチベーションを維持できる「伴走型学習」を実現するという。
なお、KIYOラーニングは出版事業に参入する狙いについて、①独学層の取り込みによる市場拡大、②書店を通じたブランド認知と顧客接点の強化、③既存資産を活かした効率的な事業モデルを挙げている。
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