SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2026 Summer

2026年7月28日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

未来へ駆動する「戦略人事」のヒント:AI時代の人・組織・制度を考える | グローバル水準のHRBPに飛躍する3つのステップ

HRBPが“御用聞き”を脱却し、グローバル水準へ飛躍する3ステップ——「戦略人事の担い手」になるために

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

事業部長の「期待値」を書き換えられているか

 事業の言語を身に付け、論点を立て、データで提言できるようになったとします。それでも変革が頓挫するケースがあります。スキルの問題ではなく、関係性の問題です。「信頼の種類を変える」という本稿の問いは、ここで最後の壁にぶつかります。

変革が頓挫するもう1つの理由

 事業部長が「戦略的パートナーであってほしい」と口では言いながら、「目の前のオペレーションも素早く処理してほしい」という矛盾した期待を同時に持っている。この構造が解消されないまま、HRBPだけが変わろうとしても関係性は変わりません。期待値を意図的に再設計するプロセスが必要です。

 まず、事業部長やマネージャーがHRBPに日常的に何を期待しているかを徹底的にヒアリングして言語化します。否定せず、現場の切実なニーズとして受け止めることが重要です。次に、HRBPが本来提供すべき高付加価値活動である組織課題の構造的な特定、事業計画から逆算した中長期の要員計画、人材投資のROI提言を具体的に示します。そのうえで「ビジネスの成功」という共通ゴールのもとで、HRBPの有限なリソースをどこに投下すべきかを事業部長と協議します。

 この対話を通じて、HRBPと事業部長は「作業処理者」という暗黙の契約を破棄し、「戦略的パートナー」という新しい関係を結び直すのです。それはすなわち、事業部人事時代から続く「全員が顧客」というパラダイムを手放し、事業リーダーを主要な顧客として据え直すことにほかなりません。

[画像クリックで拡大表示]

今いる場所から、一気に跳ぶ

 本稿で提示した3つのアプローチは、どれも明日から取り組めることです。まず自分のカレンダーを見て、「攻めの判断」が何割を占めているかを確認する。事業部長との次の1on1で、「今期の事業目標に対して、組織・人材の観点で最も重要な論点は何か」と問いを1つ立てる。それだけで始められます。

 こうした変革を阻むのは意識だけの問題ではありません。「事業戦略を人の論点に翻訳する」「データで事業部長と議論する」といった能力は、多くのHRBPにとってこれまで求められてこなかったものです。能力開発への投資も、変革の一部として位置づける必要があります。

 グローバルとの差は大きい。だからこそ、段階を踏んで追いつこうとする発想を手放すことが出発点になります。「御用聞き人事」としての蓄積がないことは、むしろリープフロッグの好条件かもしれません。今いる場所から、一気に跳ぶ。それがHRBPにいま、求められていることです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
未来へ駆動する「戦略人事」のヒント:AI時代の人・組織・制度を考える連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

栗山 誠(クリヤマ マコト)

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 ピープル・コンサルティング ディレクター
外資系コンサルティングファームを経て現職。20年以上にわたり組織・人材領域のコンサルティングに従事。多様な業界の企業を支援し、年功序列から役割主義への人事制度改革、M&Aに伴う制度統合、DX組織の人材定義・制度設計など幅...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/7816 2026/06/26 08:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2026年7月28日(火)@オンライン

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング