マイナビは、同社が運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」において、20~50代の正社員800名に聞いた、「育児離職と仕事と育児の両立の男女差実態調査(2026)」の結果を発表した。
同調査の結果について、マイナビは以下のように述べている。
子育て中の正社員女性の27.3%が育児離職を経験。理由は「子のお迎えに間に合わないため」が最多
子育て中の正社員に「育児との兼ね合いが原因で退職(育児離職)した/検討した経験があるか」を聞いたところ、育児離職経験者は23.3%、育児離職検討者は8.1%となった。男女別では、男性の育児離職は19.4%だった一方で、女性は27.3%となり、男性と比べて育児と仕事の両立が立ち行かない状況に直面していることがうかがえる。
また、「育児離職をした/検討した」理由を聞いたところ、男性の上位は「今(当時)の給与ではやっていけないと感じたため(48.9%)」「もっと給与や手当の充実した職場で働くため(47.9%)」と給与面に関する理由が上位となったが、女性は「子どものお迎え(あるいは出勤時間)に間に合わないため(36.4%)」「自宅や子の預け先に近い職場で働くため(26.1%)」など育児に関する項目も上位となった。



約9割の正社員女性が子育てをしつつも、「正社員」としてのキャリア継続を希望。一方、男性の3割超は妻の理想の働き方として「パート・アルバイト」など正社員以外を望む
正社員女性に子どもの年代別での理想の働き方を聞いたところ、全ての年代で9割以上が正社員としてのキャリア継続を理想としていることが分かった。また、子どもの年代が上がるにつれて、フルタイム希望の割合が上がっていく傾向がみられた。
一方、男性に妻の理想の働き方を聞いたところ、子どもが小学校低学年までは「パート・アルバイト」「主婦」など正社員以外を望む声が3割を超える結果となり、男性が思う妻の理想の働き方と、女性自身が望む働き方には差が見られた。

子育てをするうえで職場の働きやすさを100点満点で表すと、平均65.7点。高得点の要因は「上司・同僚との人間関係が良好」「休日出勤がない・少ない」など
今の職場を「子育てをするうえで現在の職場の働きやすさ(100点満点)」で評価してもらったところ、全体平均は65.7点で、男女別の平均では、男性(64.6点)よりも女性(66.8点)のほうがやや高い結果となった。80点以上の高得点をつけた人の職場の制度・仕事環境を見てみると、「上司との人間関係が良好(35.4%)」「休日出勤がない・少ない(35.4%)」の割合が高かった。
また、実際に利用している制度について、全体では「育休(78.0%)」が最多となり、女性では「時短勤務(44.0%)」の利用割合も高く、他の上位項目を見ても、子どもの急な発熱や学校行事など、仕事を抜けなければいけない状況に対応しうる職場かどうかが働きやすさの1つの指標になっている様子がうかがえる。



【調査概要】
- 調査名称:マイナビ転職「育児離職と仕事と育児の両立の男女差実態調査(2026)」
- 調査期間:2026年2月27日(金)~3月3日(火)
- 調査方法:WEB調査を実施
- 調査対象:正社員を対象にWeb調査を実施
- 有効回答数:800名(内訳:男女400名)
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