本記事について(編集部)
本記事は、Google しごと検索の情報サイト「ググチエ」が、2019年3月7日に公開したこちらの記事を、ググチエを運営する株式会社ウィルビーの協力により転載しているものです。
Search console上で確認できる有効な求人情報数が先月中旬くらいからどんどん減っていく、ということを複数の媒体から聞いておりましたが、どうやらGoogleがGoogleしごと検索(Google for Jobs)のガイドライン違反に対してペナルティを発動し、掲載原稿の大幅な削除を行っているようです。
Googleの金谷氏が3月5日、Twitterにてガイドライン違反の報告が増えており、手動削除もありうると警鐘を鳴らすツイートしておられましたが、Googleも実際に動き出したようです。
大変多くの方にご利用いただいている Google しごと検索ですが、ガイドライン違反の求人情報の報告が増えています。下記ページのガイドラインに違反している場合、手動対策の対象となる可能性がありますので、今一度プロパティの記述内容など見直してみることをお勧めします。https://t.co/4qL7wejW7G
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2019年3月5日
当社にて得た情報によると、前述のペナルティ対象になった有名大手求人媒体においては、Googleしごと検索に表示されていた求人情報の95%が前触れなしに削除されたとのことです。
ガイドライン違反の求人情報が無いか、必ず確認しましょう
今回のペナルティの対象になっている媒体ですが、本当にGoogleしごと検索にて表示されなくなっています。以下のスクリーンショットにあるコンテンツガイドライン、技術的ガイドラインなども参照し、違反がないことを確認しましょう。
Googleしごと検索ガイドライン
コンテンツガイドライン、技術ガイドライン以外にもガイドラインがありますので、以下にまとめて列記しておきます。
上記のペナルティ対象になった媒体を確認したのですが、掲載内容の違反というより、特定のプロパティにおいてGoogleが定める仕様に沿って適切な値を入れていないためガイドライン違反の判定を受けたのかもしれません。
掲載内容については審査窓口がないからこそ、注意が必要
JobPostingを適切に実装することでGoogle for Jobsへ求人情報を掲載することができます。無料で掲載できることが大きなメリットですが、Google自体が掲載前の審査などを行うことはありません。そのため、各々の求人媒体運営者が節度をもってガイドラインを遵守し、求人原稿を作成する必要があります。
求人に関するガイドラインについては、前述のGoogleしごと検索コンテンツガイドラインを参照して対応することはもちろんですが、日本の求人広告の適正化を推進する全国求人情報協会の倫理綱領と掲載基準も確認するようにしましょう。