同調査は、「リクルートエージェント」にて転職を決定した人930名のうち、面接で志望度に変化があったと回答した872名(男性615名、女性257名)を対象に、3月19日~31日の期間に実施されている。
調査対象者に、企業の面接で志望度が上がった対応を尋ねたところ、「面接官の話を聞く態度」(女性76.7%、男性77.7%)、「緊張させない雰囲気づくり」(女性70.8%、男性68.6%)が上位となった。
「職場や部署の詳細情報の提供」や「面接の時間や手段への柔軟な対応」では男性よりも女性のほうが、「自身がアピールしたいことへの質問」や「希望年収の確認」では女性よりも男性のほうが、それぞれ5ポイント以上高い。
一方、志望度が下がった対応としては、男女ともに「面接官の話を聞く態度」(女性43.2%、男性39.2%)、「威圧的な雰囲気」(女性38.9%、男性33.2%)が上位だった。ただし、「威圧的な雰囲気」は男性よりも女性が、「面接後のフィードバックがない」は女性よりも男性が、それぞれ5%以上高い。
これら2つの結果から、面接官にはまず候補者の話を聞く姿勢が問われており、また話をしやすい雰囲気作りも重要であるといえよう。