IT人材の不足が深刻化しているが、リクルートスタッフィング情報サービスでは、IT職にチャレンジしたいと考えている未経験者を中心に採用を行い、ITエンジニアとして育成する「ITエンジニア創出」を軸とした派遣事業を展開してきた。今回、「日本での就労に“チャレンジ”したいエンジニア」を創出することを目的に、その第1弾として、グローバル採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュの高度IT人材日本就労プログラムである「Connect Jobクラス」に参画し、ネパールのトリブバン大学(IOE:Tribhuvan University Institute of Engineering)の学生を対象に、「日本就職プログラム」として奨学金付きの日本語コースの支援を開始する。
支援を受ける学生は、専攻のコンピューターサイエンスの学業に加え、日本語やビジネスマナーなど日本での就業に向けて必要な教育を2年間受ける。大学卒業後にはリクルートスタッフィング情報サービスに入社し、日本で就業する予定。
ネパールでは現在、失業率が10%を超え、また60%を超える人々が農林業や漁業に就いており、ITエンジニアとして高等教育を受けても、エンジニアとして働ける場が非常に限られている状況という。大学で学んだ専門知識を活かし、日本でITエンジニアとしての経験を積むことで、日本での活躍が期待されると同時に、将来母国に帰国した際に、その経験を元に母国の経済発展に寄与していくことも期待されている。