「就活は早期化していると思うか?」の質問に対しては、約9割の学生が「はい」と回答。「自分もしくは周りの友人などで、すでに内定を持っている人はいるか?」の質問に対しては、約3割の学生が「はい」と回答した。大学3年生の段階で内定をもらっている学生が多くいるということは、かなり早い段階から企業も学生も採用に向けて動いていることがわかる。
また、「就活ルールの変更発表に戸惑いを感じるか?」の質問には半数以上の約6割が「はい」と回答し、「はい」と答えた学生のうち約5割は「就活のスタート時期」、約4割は「企業の採用スケジュールや内定獲得時期」を不安要素として挙げた。
2019年11月に内閣府が発表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」でも、約6割の学生が「選考活動を早期に開始する企業があり混乱した」と回答。約4割の学生が「最初に採用面接を受けたのは3月」と答え、2015年〜2018年の内閣府の調査と比較すると、全体的に時期が若干早まっているという。
同調査の結果を受け、同社 人事事業部責任者の沖之城氏は、「2021卒学生が充実した就職活動を行い、また志望企業への信頼を高めるためには、企業側は企業説明会やエントリー方法、選考や面接などについて、よりわかりやすい就活スケジュールを提示することが求められているといえるでしょう」と述べている。