DataGatewayは厚生労働省から「有料職業紹介事業」の認可を受け、AIやデータサイエンス人材と企業のマッチングを本格的に開始したことを、6月30日に発表した。
様々な分野でAIやデータの活用が進み、データ分析などを行うデータサイエンス人材のニーズが世界的に高まっていが、日本国内では約6割の企業がデータサイエンス人材を十分に確保できていない。その原因は採用市場に登場する、経験あるデータサイエンス人材が不足していることや、採用段階で候補者のもつスキルを企業側がうまく評価できず、企業が求めるスキルとのミスマッチが起きてしまっていることにある。
DataGatewayがオペレーションを行うデータサイエンスコミュニティのbitgritでは、2020年4月に求人掲示板「Job Board(ジョブボード)」をリリースし、AIやデータサイエンスに特化した求人をすでに公開している。そのデータベースには日本人のデータサイエンティストはもちろん、日本の企業で就労を希望している各国のマルチリンガル人材が多数登録。DataGatewayが保有するAIコンペティションプラットフォーム上でデータサイエンス人材のスキルセットを評価するとともに、DataGateway内部のプロセスによって各分野に精通した人材が候補者のスキルを見極め、企業のニーズや業務内容に合った最適な人材を紹介する。
同社は言葉や文化の壁を越え、これから需要の高まるグローバルなデータサイエンス人材と企業のマッチングで、「データ活用社会の実現」を目指すと述べている。