エンファクトリーは、チーム型「複業」活動を通じて人材育成・組織活性を支援する越境型研修サービス「複業留学」を7月1日より提供開始した。「複業留学」は、従業員が複業としてベンチャー企業で働くことで、越境的活動を促進。2011年の創業以来「専業禁止!!」を掲げ、蓄積してきた複業の実績・ノウハウにより複業活動をサポートする。
複業留学は、導入・実践しやすいよう期間を2か月に設定。稼働時間は月10時間程度を目安とし、本業への負荷が少ない状態で複業を実践しながら、その効果を得ることができる。また、複業活動は、留学先企業のメンバーとチームを組み実践していく。社外メンバーと個性や価値観を認め、能力を補完・高め合いながら実践できる。
複業留学には、企業の複業(副業)解禁状況に合わせた「複業」タイプと、報酬が伴わない「留学」タイプがある。留学タイプでは、受入企業と従業員との契約が不要で、従業員への報酬も発生しない。研修として他社での越境活動を実施することも可能だ。
さらに、複業留学で得た経験・スキルを従業員だけに留めることなく、組織へ還元することにより、従業員同士の相互理解や社内活性を図ることができる。従業員はTeamlancer(チームランサー)エンタープライズのレポート機能を活用し、ナレッジ・気づきの社内共有ができ、情報やアイデアを共有し合う風土づくり、ポジティブループが起きやすい組織づくりを実現する。また、複業留学終了後に、従業員をインタビューし記事化。留学先企業からのコメントも掲載し、企業内での共有はもちろん、 Teamlancerエンタープライズ内に社内限定で記事を掲載することができる。
柔軟な働き方としてリモートワークが推進される中、複業留学ではWeb会議システムやチャットツールを用い、複業活動をすべてオンラインで実践が可能。移動時間も削減でき、複業活動の時間に割り当てることができる。
そのほか、複業留学を活用したシニア人材向けのキャリア支援も提供する。リモートワークが進む中、障壁となり得るデジタルリテラシーを向上させるオンライン学習や、キャリアの棚卸し・設計を支援する「マインドセット研修」を合わせて実施し、シニア人材活性・自己開発をサポート。スキル・経験があるシニア人材には、最適な複業留学の受入企業を紹介する。