学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、同社のインターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」において、「就職活動でのコミュニケーションツール」に関するアンケートを実施した。調査期間は2020年7月16日~7月28日で、853名から回答を得ている。
(※調査結果詳細はこちらから)
アンケートでは、就職活動で最も連絡がつきやすいツールは「LINE」と回答した人が52.3%、次いで「メール」44.3%、「電話」3.4%となった。
また、「日常生活でよく利用しているコミュニケーションツール」でも「LINE」が93.9%で最多となり、「電話」は9.0%にとどまった。LINEでのコミュニケーションに慣れ、電話を好まない、20代の特徴が表れる結果となった。
「就職活動早期」と「就職活動後期」では、学生がメインで使用するコミュニケーションツールが変化していることが分かった。就職活動で最も連絡がつきやすいツールに関して、就職活動後期にある2021年卒は「メール」の回答が最多で61.7%となっており、就職活動早期にある2022年卒より17.4ポイント高い。「電話」の回答も5.2ポイント高く、就職活動が進むにつれて、連絡を取りやすいと感じるツールが変化していることがうかがえる。また、「LINEは日程調整など、すぐに返信が必要なやりとりのときに便利」などの声が挙がっており、就職活動においてLINEはメールの代替ではなく、電話の代替として利用したいというニーズがうかがえた。
また、「就職活動の連絡でLINEを使用したいですか」という質問では、71.7%が「ぜひ利用したい」「どちらかと言えば利用したい」としている。しかし、「LINEは気軽に利用できる反面、どのような文面で返信すれば失礼がないか不安もある」など、便利さや手軽さゆえの不安の声も寄せられた。企業が採用活動でLINEを利用する際は、返信の仕方や、企業側が確認している時間などをあらかじめ学生に伝えておくと、学生も安心して利用できることがうかがえる。
なお、就職活動の連絡でLINEを利用したい理由は、「使い慣れたツールだから」が72.2%、次いで「メールのように見逃してしまう心配がないから」が53.4%となっている。