シオンは、Go Visionsより「HRシェアリング」「COT(コット) for HR」を事業譲受し、「プロフェッショナル人材の副業支援」「人事部門のDX・業務効率化支援」のサービスをスタートした。既存展開する各サービスとの連携を強化することで、プロフェッショナル人材へのより多くの選択肢を提供し、企業の競争力向上を支援する。
HRシェアリングとは、人事労務領域に精通したHRプロフェッショナル人材の経験やノウハウを、副業・複業という形でシェアリングするサービス。企業の人事課題に対して、プロフェッショナルを必要な業務内容・作業量だけ活用できる実働型サービスであり、HRプロフェッショナル人材の働く機会の創造と流動化を促す。
Cost Optimization Tacticsの頭文字を取ったCOT for HRは、人事労務に対して割かれている工数・費用を全て洗い出し、HRテクノロジーサービスの新規導入や活用、社内制度の変更などを通して徹底的な効率化を図るサービス。人事部門の業務の棚卸とDX推進を通じてルーティン化したオペレーションを削減する。さらに経営戦略やビジョンに沿った人材育成や組織内モチベーションの醸成など社員一人ひとりが最大限事業にコミットできる環境を整える。
料金体系は、削減したコストに応じて価格が変動する成果報酬プランと、定額プランの2種類。どちらのプランもすでに複数社で導入されている。
同社はこれまで、「少子高齢化に伴う労働力不足」「介護業界における効率化と労働力不足」という、日本が抱える構造的な問題に対するソリューションを提供してきた。今後はリモートワークのさらなる加速や、企業の生産性向上、グローバル人材、副業と雇用の多様化が必要となってくるとし、企業経営が大きく変わるにあたり「人事部門の強化」が今後の企業に欠かせない成長ドライブの1つであると判断して、今回の事業譲受に至ったという。
また、新たなサービスとして、人事労務領域に特化した集合知Webサービス「HRCI(Human Resource Collective Intelligence)」を立ち上げる。人事労務領域に関する集合知をWeb上に形成し、あらゆるナレッジを取得・活用・共有できる環境を構築することで、人事部門を強くし、日本企業の競争力向上に寄与することを目指す。