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人や組織の課題を受け止める「社内コーチ」がマネージャーを支え、企業と社員を幸せにする

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2020/09/30 06:00

 はじめまして。Sansan 人事部 社内コーチの三橋です。私は29番目の社員として、2009年にSansanに入社しました。これまで営業、人事、総務、法務、情報システムなど、さまざまな役割を担ってきましたが、それと並行して7年前から、社員が気軽に人や組織について相談できる「社内コーチ」という役割をゼロから築いてきました。前例がほとんどなく苦労の連続でしたが、社内コーチは現場のマネージャーを支え、ひいては企業経営も円滑にするものと確信しています。本連載ではマネジメントに課題を感じているマネージャーや人事の方に向け、私の経験を踏まえて社内コーチの可能性や実務をお伝えしていきます。第1回である今回は、私が社内コーチを始めたきっかけや、企業に社内コーチが必要な理由についてお話しします。

社内コーチを始めたきっかけ

 社内コーチを始めようと思った背景には、まずベンチャー特有の苦悩を感じていたことがあります。

 私が入社した2009年は、創業3年目に当たります。Sansanは、現在もミッションに対して真っ直ぐ向き合い突き進んでいる会社ですが、私が入社した当時に会社が掲げていた目標は、社員の力をはるかに超えるチャレンジングなものでした。ベンチャー企業の創業期はそういうものであり、大きなチャレンジをしていくことがベンチャー企業で働くことの醍醐味でもあると思います。ほとんどの人がそれを自覚しチャレンジしたいと入社していますが、中にはストレッチした目標を達成し続けられないことで自分を責め、疲弊していく仲間もいたのです。

 私は実力を持ちながら発揮しきれず疲弊している仲間を見て、もどかしさともったいなさを感じ、何とか力になれないものかと漠然と考えていました。同時に、私自身も自分の可能性を模索し、くすぶっていた時期でもありました。

 そして、入社し3年ほどが経った頃、コーチングにつながる大きなきっかけが訪れたのです。

 それは「強マッチ」というSansanの社内制度です。この「強マッチ」の目的は、会社が掲げているValues(価値観)の1つ「強みを活かし、成果を出す」ことの実現です。ストレングスファインダー[1]の活用と他者からのフィードバックによって個人の強みを言語化し、仕事の中で強みを活かして成果を出せるようにします。

 当時の強マッチの取り組みは、「ポジティブフィードバック」というものでした。具体的には強みを「できてしまうこと」と定義し、「【三橋新】さんの『できてしまうこと』は何だと思いますか?」という1つの問いに対して、全社員と家族や昔の友人からフィードバックをもらいます(Googleフォームなどのツールを使って簡単に実施できます)。

フィードバックを入力していた当時のフォーム
フィードバックを入力していた当時のフォーム
[画像クリックで拡大表示]

 この取り組みの実施前、自分の強みは「BPR[2]」や「BPM[3]」の領域にあると認識していました。状況を整理・把握し、スピーディーに業務改善する役割を担うことが多かったからです。

[1]: 米国ギャラップ社が開発した、人の「強みのもと=才能」を見つけ出すツール。

[2]: Business Process Re-engineering。ビジネスのプロセスを再設計し業務の生産性を高める手法。

[3]: Business Process Management。仕事の進め方と実態を可視化し、業務改善する手法。

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。



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著者プロフィール

  • 三橋 新(ミツハシ アラタ)

    Sansan株式会社 人事部 社内コーチ。2009年に29番目の社員としてSansanへ参加し、営業、経営管理(人事/総務/法務)、情報システムなど企業のアーリーステージにおける役割を担ってきた。200人を超える社員へのコーチング実践を通して、社内コーチという役割をゼロから立ち上げ制度化し今に至る。
    ・米国CTI認定 Certified Professional Co-Active Coach(CPCC) 取得
    ・米国CRR認定 Organization & Relationship Systems Certified Coach(ORSCC) 取得

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2020/09/30 06:00 /article/detail/2504
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