情報処理安全確保支援士試験の内容
本稿執筆時における、支援士試験の概要は次のとおりです。
試験時間・出題形式・出題数・回答数
試験 | 試験時間 | 出題形式 | 出題数/回答数 |
---|---|---|---|
午前Ⅰ | 9:30~10:20(50分) | 四肢択一 | 30問/30答 |
午前Ⅱ | 10:50~11:30(50分) | 四肢択一 | 25問/25答 |
午後Ⅰ | 12:30~14:00(90分) | 記述式 | 3問/2答 |
午後Ⅱ | 14:30~16:30(120分) | 記述式 | 2問/1答 |
午前Ⅰ試験は情報処理技術者試験の高度試験午前Ⅰと共通の問題が出題されます。
採点方式・配点・合格基準
試験 | 配点と合格基準点 | 配点割合 |
---|---|---|
午前Ⅰ | 100点満点/60点 | 3.4点/1問 |
午前Ⅱ | 100点満点/60点 | 4点/1問 |
午後Ⅰ | 100点満点/60点 | 50点/1問 |
午後Ⅱ | 100点満点/60点 | 100点/1問 |
合格判定には、「多段階選抜方式」が採用されています。この方式では、午前Ⅰ試験、午前Ⅱ、午後Ⅰ各試験の得点が基準点に達しない場合、その試験以降の採点が行われず、不合格となります。
試験の実施方式・実施時期・免除制度
試験はペーパー方式で、春期と秋期(4月、10月の第三日曜日)の年2回実施されます。なお、午前Ⅰ試験については、次のいずれかを満たしてから2年後の試験まで、受験が免除されます。
- 応用技術者試験に合格する
- いずれかの硬度試験または支援士試験に合格する
- いずれかの硬度試験または支援士試験の午前Ⅰ試験で基準(60)点以上の成績を得る
今後は、国内外の類似資格合格者や、大学などの教育課程修了者を試験の一部免除対象とすることが想定されています。
出題範囲と受験手数料
出題範囲は次のとおりで、従来の情報セキュリティスペシャリスト試験とほぼ同じです。よって、同等レベルの出題が予想されています。
受験手数料は情報処理技術者試験と同じく5700円(非課税)です。