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現在の総務・労務担当者の働き方に関する調査を実施、週2日テレワークが最多―日本シャルフ

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 日本シャルフは、新型コロナウイルスの影響でテレワークを経験した企業の総務・労務担当者1105人を対象に、現在の総務・労務担当者の働き方に関する調査を実施した。調査期間は2020年9月24日~2020年9月25日。

 「新型コロナウイルスが日常生活に大きな影響を及ぼし続けている現在の出勤状況について教えて下さい」と質問をしたところ、「週2日テレワーク(25.0%)」が最も多く、次いで「週1日テレワーク(20.5%)」「週3日テレワーク(17.9%)」「毎日出社している(17.9%)」と続いた。

 また、「他の部門や部署の社員と比べるとテレワークの状況はご自身とどう違いますか?」という質問では、「1日多い(23.9%)」が最も多く、次いで「1日少ない(20.9%)」「2日多い(19.5%)」「3日以上多い(16.5%)」と続いた。1日少ないという回答が2割集まったものの、他部門・他部署のほうが1日~3日以上テレワークの日数が多い傾向にあることから、社内でしかできない業務がある総務や労務担当者にとって、毎日テレワークというのは難しいことがうかがえる。

 実際に、テレワークに完全に切り替えることが難しくなっている理由については、「書類でやり取りする業務があるから(47.6%)」が最も多かった。次いで「情報共有がスムーズに進まないから(37.0%)」「社内管理システムへのアクセスができないから(34.0%)」「郵便・配達関連の業務があるから(26.7%)」と続いた。個人情報などの重要な情報を未だ紙ベースで扱っている企業もある状況が、総務や労務担当者が完全テレワークに移行する障害となっていると考えられる。

 「テレワークを導入することについてどのように思いますか?」という質問では、「部分的な導入が良い(60.2%)」が最も多く、次いで「完全にテレワークが良い(28.8%)」「出社した方が良い(11.0%)」と続いた。完全なるテレワークを望む声は3割未満で、部分的な導入を望む声が圧倒的に多い結果となった。

 また、「テレワークのメリットは何だと思いますか?」という質問では、「コロナやインフルエンザなどの感染予防(26.4%)」が最も多く、次いで「仕事に集中できる(23.4%)」「自分の時間が増える(21.0%)」「満員電車の回避などストレスの緩和(20.5%)」と続いた。

 さらに、「今後管理部門でのテレワークを推進していくにあたり一番大切だと思う事は何ですか?」という質問では、「新しい管理システムの導入(人事・労務など)(26.3%)」が最も多く、次いで「セキュリティの強化(25.3%)」「業務フローの見直し(21.3%)」「コミュニケーション不足の改善(14.2%)」となった。

 最後に、「完全にテレワークに切り替わるとして、あなたが思う最も理想の働き方とは何ですか?」と質問をしたところ、「好きな時間帯で仕事したい(32.0%)」が最も多く、次いで「地方に移住して仕事したい(23.7%)」「ワーケーションで仕事したい(20.3%)」「海外に移住して仕事したい(13.3%)」と続いた。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、急ピッチでテレワーク導入が進められたために出社している人も多く、課題を感じていることがうかがえる。しかし、約3割が完全にテレワークが良いと回答していることから、テレワークで仕事をしていくにつれて新しい働き方に魅力を感じるようになった人も多いことがわかる。同調査結果から、withコロナ時代の働き方は、テレワークが当たり前になりつつあると予測される。そのため、企業は社員がどこからでも仕事ができるようなシステムを積極的に導入するなどの対策が必要となるだろう。

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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