レバレジーズメディカルケアは、医療介護特化型HRMサービスをリリースした。同サービスは、人材管理や研修制度など複数のサービスをパッケージ化した医療介護業界に特化した組織開発・定着支援サービス。各医療介護施設が持つ人事課題に合わせたプランを提案することで最適な評価制度や人材育成を実現し、施設職員の定着率向上をサポートする。
日本の15歳〜65歳未満の人口は少子高齢化を背景に減少を続け、2040年には全人口の半数まで減少すると予想されている。一方で、高齢者が占める人口の割合は、1990年の12.1%、2019年は28.4%と増加傾向にあり、2040年には35.3%にまで推移すると見込まれる。
医療・介護業界では 高齢者の増加に伴い需要はさらに増加するものの、労働人口の減少による人材不足が深刻な問題となっている。そのため、各施設は職員の離職率の軽減を行う必要があり、業務の効率化や評価制度の見直しなど早急な組織改革が急務となっている。
そこで、同社では、医療・介護施設職員が定着する組織作りを目指し、「HRM(Human Resource Management)サービス」を開始するに至ったという。複数の人事サービスをパッケージ化し、それぞれの施設が持つ課題に合わせて最適な人事サービスを提案する。
同サービスでは、医療・介護施設の課題に合わせカスタマイズした3つの人事サービスを用いて、職員のエンゲージメントの向上や業務の効率化、管理職のマネジメント力向上など、離職率を軽減し定着の支援を行う。詳細は次のとおり。
- ①マネージメントサポートサービス
- 職員の離職予測を算出し、離職抑制のための対策を考え、課題解決のための施策を提案。対策の実行や効果検証までサポートし、看護師・介護士が働きやすい環境を作る。
- ②研修・セミナー
- 「リーダーの役割」「組織に求められるリーダー像」などを伝えるリーダーシップ研修や、職員と1対1で面談を行う”1on1面談”の方法をレクチャーする技術研修など、採用力・組織力向上のために人事担当や管理職向けにセミナーを実施する。
- ③Epignoナース[1]
- 看護師一人ひとりに対する評価やキャリア支援、モチベーションの向上を実現するマネジメントシステム。
注
[1]: エピグノと業務提携。