学情は、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、「転職前の仕事体験」に関してアンケート調査を実施した。調査対象は、20代専門転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者。2021年1月20日~2021年1月29日の期間で実施し、335名から回答を得ている。
副業やインターンシップなど、「転職前に仕事体験ができる機会」を活用したい20代転職希望者が79.7%
「副業やインターンシップなどで、転職前に仕事体験ができたり、企業の雰囲気を知ることができる機会があれば活用したいですか?」という質問では、「活用したい」の回答が44.8%、「どちらかと言えば活用したい」の回答が34.9%となった。「長く働きたいと考えているので、ミスマッチのない転職をしたい」「特にWeb面接では、面接だけで企業の雰囲気を知ることが難しい。副業やインターンシップなどで、仕事を体験して、入社後のギャップを少なくしたい」「実際に仕事をしてみると、適性の有無を知ることができる。入社前に仕事への適性を確かめられると、不安なく新しい仕事にチャレンジできると思う」などの声が寄せられた。ミスマッチのない転職をするために、入社前に仕事や、会社の雰囲気を体感したいと考える、20代転職希望者が多いことが分かる。
副業やインターンシップで企業の仕事を体験する場合、希望する期間は「1日」「数日~1週間」が85.1%
副業やインターンシップで、企業の仕事を体験する場合、希望する期間は「1日」が37.4%、「数日~1週間」が47.7%。短期間での仕事体験を希望する20代転職希望者が多いことが分かる。「仕事体験でミスマッチを防ぎたいという思いと、早く転職したいという思いが両方あるので、比較的短期間で体験できると嬉しい」「在職中なので、短期間で参加できるもののほうが参加しやすい」などの声が挙がった。「1ヵ月以上」を希望する20代転職希望者からは、「数ヵ月単位で実際に仕事をしたほうが、よりリアルを知れると思う」「リモートなどで、副業・インターンシップができる機会があれば、長期間のものも積極的に参加したい」といった声が寄せられている。
転職活動で取り組みたいことは、1位「職場見学」、2位「上司になる社員と面談」、3位「副業やインターンシップ」
ミスマッチのない転職を実現するために取り組みたいことは、1位「職場見学」で62.7%、2位「上司となる社員と面談」で47.2%、3位「副業やインターンシップ」43.3%となった。「会社の雰囲気を知るために、職場見学したい」「上司となる社員と面談すると、募集ポジションで求められていることが分かると思う」「副業やインターンシップで、実際に仕事をしてみると、よりリアルな会社の雰囲気や企業マインドを知ることができると思う」などの声が寄せられた。