手順書作成ツール「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を提供するスタディストは、3月16日よりオンライン研修用のコンテンツを提供開始する。ビジネスマナーや法人営業の基礎、現役アナウンサーによる話し方講座、飲食店における業務の基本的な手順書など合計107本提供する。
厚生労働省の令和元年度「能力開発基本調査」によると、能力開発や人材育成に関して何らかの「問題がある」とする事業者は76.5%と大半を占めている。また、問題点の内訳としては「指導する人材が不足している」が58.1%、「人材育成を行う時間がない」が49.7%など、リソースの不足を約半数の企業が課題と認識していることが分かる。
そのような中、昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くの企業が人材育成の場をオンラインへと切り替えた。今後もオンライン研修が継続すると見込まれる中、同社は質の高いオンライン研修用コンテンツを提供することで、人材育成の負担を軽減し、生産性の向上を実現するため、今回のコンテンツ提供を実施するに至ったという。
なお、今回の研修コンテンツ提供にあたり、同社は以下の企業と提携している。
- セレブリックス……営業職の基礎研修(顧客開拓、ビジネスマナー、電話でのコミュニケーションなど)
- トークナビ……現役アナウンサーによる「オンライン会議でも伝わる話し方」など
- Teppen(Thailand)……飲食店における基本的な手順書(生ビールの注ぎ方、野菜の洗い方、接客関連など)
同コンテンツの利用には、Teachme Bizのベーシックプランもしくはエンタープライズプランのアカウントが必要となる。コンテンツ移行手数料は10万円(税抜き)だが、新たにTeachme Bizに申し込んだ場合、毎月先着20社までは手数料が無料になる。同コンテンツの利用には、すでにTeachme Bizのアカウントがある場合も、今回新規で契約する場合も、申し込みが必要となる。