全研本社は、コロナ禍で新卒採用を実施している人事担当者・経営者・役員111名を対象に、コロナ禍における新卒採用の実態を調査した。調査期間は、2021年2月24日〜2月25日。
新型コロナ以前より、オンラインの新卒採用活動に力を入れている企業は89.2%。
また、オンライン説明会における課題として「手応えがない」が52.5%で最多となった。自由回答では、「熱量を図り辛い」「見分けの基準が定まっていない」などの課題があることが分かった。
オンライン面接の課題を聞いたところ「印象に残りづらい」が55.9%で最多だった。その他に「雰囲気が読み取れない」「相手の力をうまく引き出せない」など、対面でないと難しい課題が多数あることが分かった。
オンライン施策として現在実施していることを聞くと、「ダイレクトリクルーティング」(47.7%)「採用サイトの構築・運営」(45.0%)などとなり、他にも自由回答では、「オンラインイベント」「業界団体の求人欄の利用」など35の回答を得られた。
母集団形成を強める施策の検討でも「ダイレクトリクルーティング」が最多だった。
解決したいオンライン新卒採用の課題については、「欲しい人材からのエントリー獲得」が73.0%で最多、続いて「自社に興味がある人材からのエントリー獲得」が45.9%、「母集団形成の量を増やすこと」が32.4%となった。