パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、社会人男女を対象に「2025年 社会人のキャリア観調査」を実施した。
新卒時の理想
新卒時のキャリアの理想有無を聞くと、「持っていた派」が68.7%で多数派となり、内訳は「とても持っていた」が12.6%、「持っていた」が26.6%、「どちらかといえば持っていた」が29.5%となった。また、当時抱いていた理想を聞くと、「やりがいのある仕事に出会える」が45.8%で最多となり、次いで「努力すれば正当に評価される」が43.2%、「自分に合う仕事に出会える」が29.0%と続いた。
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当時と現在とのギャップ
現在と当時の理想のギャップを感じるか聞くと、「感じる派」が76.2%で、内訳は「とても感じる」が19.0%、「感じる」が26.6%、「どちらかといえば感じる」が30.6%。転職回数別では、「2~3回」が84.1%で最多となり、次いで「4~5回」が83.4%、「6回以上」が79.3%、「1回」が64.6%、「0回」が64.6%となった。
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経験して良かった仕事
過去の仕事について聞くと、「経験して良かった派」が79.5%で、内訳は「とても経験して良かった」が17.6%、「経験して良かった」が33.0%、「どちらかといえば経験して良かった」が28.9%。「経験して良かった」と回答した人にその瞬間を聞くと、「感謝されたとき」が57.6%で最も多く、次いで「成果が評価されたとき」が52.8%、「難しいことをやり遂げたとき」が47.5%と続いた。
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自身の仕事を次世代に残したいか
もし自分の子が「将来同じ仕事をしたい」と言ったらどう思うか聞いたところ、「うれしい派」が62.3%で多数派となり、内訳は「とてもうれしいし、誇りに思う」が10.5%、「うれしいが、少し心配もある」が25.9%、「うれしさと不安が入り交じる複雑な気持ちになる」が25.9%。自分が経験した仕事について聞くと、「次世代に残したいと思う派」が65.1%で、内訳は「次世代に強く残したいと思う」が8.8%、「次世代に残したいと思う」が22.8%、「どちらかといえば次世代に残したいと思う」が33.5%となった。
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次世代に残したい理由
次世代に残したいと回答した人にその理由を聞くと、「社会に役立つ実感がある」が48.2%で最多となり、次いで「変化への対応力が身につく」が39.4%、「働き方の自由度が高い」が31.4%と続いた。一方、次世代に残したくないと回答した人にその理由を聞いたところ、「AIなどにより将来性が不透明」が36.7%で最も多く、次いで「プライベートが削られる」「ストレスや責任が大きい」が同率で34.7%と続いた。
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今後のキャリアへの考え
今後のキャリアへの考えを聞くと、「今の仕事を続けたい」が36.3%で最多となり、次いで「転職や異動を考えている」が32.5%、「プライベートを優先したい」が27.8%と続いた。また、今の仕事を続ける期間を聞くと、「5年以上」が42.5%で最も多く、「3年」が15.9%、「1年未満」が14.9%となった。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
- 調査条件:全国/男女/20~50代
- 調査期間:2025年7月2〜7日
- 有効回答数:421人
- 調査方法:インターネット調査
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