「自律自走する組織づくり」でコロナ禍を成長の契機に
川本氏は「自律自走する組織づくりの鍵」として、「自分たちのエンゲージメントを高められるチームを、自分たちでつくる。できるところからはじめる」ことを挙げる。メンバーとの信頼関係を構築し、各自のやる気を引き出し、能動的に貢献したいと感じられる環境をつくることが、その具体的な内容だ。
「自律自走する組織」の重要性が急速に高まっている大きな要因は、言うまでもなく2020年春から続いている新型コロナウイルスの感染拡大だろう。この影響から、これまでの働き方とはまったく違った状況が急速に広がり続けている。リモートワークは感染症の対策としては非常に有効だが、同時に企業や組織のエンゲージメントの視点からは、多くの問題を浮上させた。
マネージャーからは「部下がどのように動いて、どれだけの成果を挙げているか把握できない」、スタッフからは「自分の頑張りがきちんと評価されているか不安だ」「仲間や他の部署の人たちがどう考えているか知ることができない」といった声が相次いでいる。このような状況下でメンバーの「見える化」を実現しながら、たとえ物理的には離れていても一体感のあるチームをつくることが、この困難な状況下でビジネスの成長と組織の活力を高める上で必須の要件となっている。
「そのためにwevoxは、エンゲージメント向上に取り組む方々をデータ分析の側面から支援する有効なツールです。このピンチを千載一遇のチャンスと捉え、次世代の働き方に適した組織とチーム作りを実現していきましょう」(川本氏)
そうした取り組みの一助として、現在wevoxは1か月無料トライアルを実施中だという。最後に川本氏は「wevoxで強いチームと組織を作り、新たな働き方改革を」と力強く呼びかけ、セッションを締めくくった。