ディスコは、2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、4月1日時点での就職活動に関する調査を行った。調査期間は2021年4月1日~5日、回答数は1262人。
ディスコは、主な調査結果について以下のように述べている。
- 1. エントリー状況
- 1人あたりのエントリー社数の平均は24.4社。前年同期調査(24.6社)をやや下回った。
- 2. セミナー・会社説明会の参加状況
- オンライン形式での参加社数は平均11.5社。会場型(3.2社)の3倍以上となった。
- 3. 選考試験の受験状況
- エントリーシート提出社数は平均12.1社で、筆記8.2社、面接5.0社となっており、いずれも前年同期を上回った。面接経験者のうち9割超(93.9%)が「WEB面接」を経験。その一方で「対面面接」は54.2%となっている。
- 4. 4月1日現在の内定状況
- 内定率は38.2%で、前年同期実績(34.7%)を3.5ポイント上回った。理系は4割を超えている。就職先を決めて活動を終了したのは全体の1割(9.9%)で、大半が就職活動を継続している。
- 5. 内定を得た企業の属性
- 内定業界は「情報処理・ソフトウエア」に集中しており、文理とも3割強が情報処理・ソフトウエア業界となっている。
- 6. 就職活動継続学生の動向
- 就職活動を継続している学生の志望業界の1位は「情報処理・ソフトウエア」で、2位は「銀行」という結果となった。文系男女ともに1位は銀行となっている。
- 7. コロナ下での就活情報の収集
- 昨年度、大学に「一度も行かなかった」11.7%、「ほとんど行かなかった」49.0%で、登校頻度が減ったことにより「就活の情報収集が進まない、不十分」という回答が過半数(55.1%)となった。
※「インターンシップ(就業体験を伴う複数日程のプログラム)」に限定せず、1日以内のプログラム等も含む。