マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(8月)」の結果を発表した。調査期間は2021年8月25日~8月31日。4,95名(文系男子966名 理系男子966名 文系女子2002名 理系女子861名)から回答を得ている。
2022年卒業予定の大学生・大学院生の、8月末時点での内々定率は81.3%(前年比3.7ポイント増)、平均内々定保有社数は2.2社(前年比0.1社増)であった。
内々定保有者に、入社予定先企業から内定式に関して連絡が来ているか聞いたところ、現時点で実施の有無や詳細について連絡を受けていないと回答した割合は75.6%(「実施するが、詳細は未定という連絡がきている(38.2%)」+「まだ連絡が来ていない(33.6%)」+「実施するかどうか検討中という連絡がきた(3.8%)」の合計)となった。一方、8月末時点で「実施形式など詳細について連絡を受けている」という学生は21.2%であった。緊急事態宣言が発令される中、多くの企業が新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、実施の方法を直前まで検討していると考えられる。
内々定を辞退したことがある学生について、辞退の際の連絡手段を聞いたところ、電話で連絡したことがある学生が71.3%、メールで連絡したことがある学生が40.6%だった。メールやLINEなど、電話や直接会って話す以外の方法で辞退を伝えた理由は「選考結果の連絡などをいつもその連絡手段で伝えられていたから」(27.3%)が最も多く、「人事担当者に申し訳なくて伝えづらいから」(25.0%)、「相手の時間を取らない方がマナーがよいと思ったから」(21.3%)も2割を超える結果となった。内々定を辞退することに対しての引け目や担当者の忙しさへの配慮から、メールなどの手段を用いて辞退の意思を伝えているようだ。