IPOにおいて人事労務の重要性が年々高まり、社会保険労務士法人スマイングでは相談が増加しているという。これを受け、同社はIPOを目指すIT企業を支援するべく、レポート「IPOを目指すIT企業向け人事労務レポート・IT企業が押えるべき人事労務の20項目」を発行した。同社がIPOサポートをする際に多く挙げられる生の事例に基づいた内容になっているという。
同レポートは、下記の項目で構成されている。
- ①IPOに向けた人事労務ロードマップ
- ②各フェーズの人事労務に関する想定課題と解決策
- ③IPO時に課題となる最重要9項目を専門家が抜粋
- ④IPOを目指す企業が押さえるべき人事労務の20項目
IPOの準備は、3期前(N-3期)から開始するのが一般的だが、人事労務の整備も同様。各種制度の構築だけではなく、浸透フェーズまで加味すると3期前からの準備が必要だ。しかし、同社への相談は2期前~1期前が多いという。直前での相談のため、整備が追い付かないという事例もある。同社では同レポートの情報が計画的な人事労務整備の参考になればとしている。