マイナビは、同社が運営する副業・兼業人材と企業のマッチングサービス「スキイキ」において、転職活動を行う求職者と企業を、副業を通じてマッチングする正社員採用サービス「Co-work採用」を開始した。
同社が実施した調査によると、副業・兼業を許可する企業の割合は61.3%、副業・兼業者の受け入れを行う企業は40.9%と、副業・兼業が認められ、個人の働く環境は変わってきている。
また、中途採用市場にも変化が見られる。「(中途)入社後、早期に退職してしまう社員が増加している」と回答する企業は2021年全体で32.8%にも上り、緊急事態宣言前(2020年1月〜3月)の15.5%と比較して2倍以上の割合となった。また、転職先の企業入社後に感じたギャップのトップ3は「必要とされるストレス耐性」「仕事の進め方」「周りの社員の働く姿勢やマインド」となった。働き方が多様化する中でさまざまな選択肢が増え、正しいマッチングに至らずギャップが発生することが、早期離職の要因となっている。
これらの解決策として同社は、スキイキのリソースを活用してまずは副業として働き、相互理解の上に転職・採用するCo-work採用を開始する。“一緒に働いてから、採用する”をキーワードに、副業での業務を通じて、相互に納得した場合のみ入社するという採用スタイルをサポートする。面接・面談や書類という採用活動では得られない「一緒に働いてみてどうだったか」を企業・個人双方が得ることにより、ミスマッチを防ぎ、それぞれの成長への貢献を目指すとしている。
Co-work採用は、個人の費用負担はなく、募集企業の初期費用は0円。副業活用以降の成果報酬型としている。