ビズリーチは、同社が運営する人材管理クラウド「HRMOSタレントマネジメント」において、企業が従業員のコンディション変化を把握できる「個人コンディションサーベイ」機能の提供を開始した。
同機能では、従業員の「やりがい」と「能力発揮(職務遂行)」に関する内容を毎月1~2回のペースで質問するパルスサーベイ(簡易的な調査を短期間に繰り返し実施する調査手法)により、従業員のコンディション変化をリアルタイムで把握。そこから、働きがいのある組織づくりのアクションにつなげられるという。
機能の具体的な特徴は以下のとおり。
分析の専任担当なしでも、従業員のコンディションが分かる「レポート」
企業が、従業員に対して「やりがい」「能力発揮」に関する内容を毎月1~2回のペースで聞くことができる。サーベイ結果は、従業員・組織単位で「良好」「倦怠」「移行」「逼迫」などの4象限の図で表示され、データを分析する専任担当がいなくても、従業員のコンディションを一目で理解できる。
コンディションの変化をリアルタイムで把握する「アラート」
HRMOSタレントマネジメントの従業員データベースと関連づけて管理されるため、組織改編や異動が行われても、従業員一人ひとりのサーベイ結果は過去から現在まで一元化されている。これにより、過去と比較し従業員のコンディションに変化が生じたタイミングで、状況に応じて「警戒アラート」「注意アラート」「情報アラート」の3つのアラートが上司に通知される。上司は、従業員の過去の状況をふまえてリアルタイムでコンディションの変化を把握し、従業員の状況改善につながるアクションやコミュニケーションにつなげられる。
「HRMOS」シリーズと連携し、多面的に従業員の状況を知ることが可能
同社が提供する人材活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズでは、同新機能のほか従業員データベース、目標・評価管理、組織診断サーベイ、1on1支援機能や、採用管理システム、勤怠管理システムなどを提供している。企業はHRMOSシリーズを導入することで、採用時から入社後のパフォーマンス、エンゲージメントなどの情報までを1ヵ所に集約させ、多面的に従業員一人ひとりの状況を知ることができる。
たとえば、「組織診断サーベイ」で実施した組織の課題と従業員のコンディションを分析することでより深い課題を特定したり、採用した人材の入社後のコンディションを知ることで採用手法やオンボーディングの効果測定を行ったりすることも可能。従業員に関する情報を多面的に把握することで、働きがいのある組織づくりに必要な人事施策の設計につなげられるという。
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