アジャイルHRは、東京大学と共同研究・開発した、部下のエンゲージメントを向上させる能力や行動を管理職が自己評価できる調査票に基づいた「マネジメントコンピテンシー診断」を、7月より提供開始する。同時に、人材育成・組織開発サービスを提供するNEWONEと販売面で提携し、管理職層向けの研修などに導入し提供していくという。
同診断は、部下のエンゲージメントを高める管理職のマネジメント能力や行動(マネジメントコンピテンシー)を、管理職が自己評価することを支援する目的で開発。サーベイの実施だけにとどまらず、従業員エンゲージメントに影響を及ぼす管理職のマネジメント行動の変革支援のため、NEWONEとともに販売開始するとしている。
診断の特徴は以下のとおり。
- 使用の簡便さ:合計27項目の診断で5分以内で回答可能
- 測定の包括性:マネジメントコンピテンシーを、10の尺度で包括的に測定。測定されるマネジメントコンピテンシーの種類は、経営学、組織心理学などの最新の動向を考慮して選定
- 科学的な手順で作成:幅広い項目プールから統計的手法により選ばれた項目で尺度構成。その精度(信頼性および妥当性)が十分であることが国際標準の手順で確認済
- 全国基準との比較:各尺度の得点を全国標準と比較し、「合格」(平均以上)、「優秀」(トップ25%)を判定できる
- アドバイスコメントとの連携:各尺度について向上させるためのヒントとなるアドバイスコメントを作成し、判定結果と連携して使用できる
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