リクルートマネジメントソリューションズ(リクルートMS)は7月、オンライン×分散型で、新任管理職のマネジメント力強化を支援する研修プログラム「ラーニングトレック マネジメント基礎」を提供開始した。
同社は、複雑性や不確実性の高いビジネス環境下で、新任管理職に求められるマネジメントの基本知識や、試行錯誤しながら目の前の現実から学び、学んだことを次に生かしていくような行動様式を身に付けるために開発したという。
同研修は、管理職に任用された人が対象。オンラインクラスとフィールドワーク、参加者同士のミーティングを繰り返すことで、マネジメントとしての判断や行動の基準となるセオリーを体系的に学べるという。自身や自組織の現実の課題を考え、解決に向けて動く力や、マネジャーとして自律的に学び成長し続ける力を獲得することを目指すとしている。
プログラムの特長は以下のとおり。
フィールドワーク(職場での仮説検証)を中心にマネジメントの学びを深める
知識を学んで実践するだけでなく、その経験から学んだことを再度、職場で打ち手として実行してみることで、経験から学ぶ力を開発。Web学習、集合研修、フィールドワーク、参加者同士の学び合いなど、様々な学習形態を一定期間に複数経験することで、マネジメントを多面的に学べるという。
仲間とともに学び合い、マネジメントを磨きあう関係性をつくる
変化の激しい環境下でマネジメントを担うために不可欠な、マネジャー同士の学び合いを支援。「なぜそうするのか」「他の見方はないか」など、他者ならではの視点をもらうことで、互いにマネジメントの視野や打ち手の幅を広げられるとしている。
事務局の負荷なく、分割実施の課題やアンケート実施・職場実践をサポート
分割実施型の研修は、職場での実践を組み込める一方で、課題や研修資料の配布、アンケートの管理など事務局の手間が増大する可能性も。同プログラムでは、事前の簡単なスケジュール設定だけで、期間中の配布物やアンケートが自動的に配信されるため、運営にかかる研修事務局の負荷を低減するという。
プログラムの概要は以下のとおり。
- 受講対象者:新任管理職(任用後3ヵ月程度経過後の受講を推奨)
- 適正人数:1クラス 12名~最大16名
- 形式:オンライン会議ツールのZoomやTeamsを使ったライブ・セッション
- 所要日数・時間: 約3週間ごとに1回 全2~3回 全2回の場合、6時間×2回、全3回の場合、6時間×1回、3時間×2回(時期・回数・テーマなどカスタマイズ可能)
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