ヤフーは、ダイバーシティ&インクルージョン推進の一環として、女性の健康課題における予防・対策、およびワーク・ライフ・バランスの知識と情報に関するリテラシーを評価・認定する「女性の健康検定」の全執行役員合格の実現を決定した。先立って6月に、代表取締役社長の小澤隆生氏含め常務執行役員以上全員11名が受験し、全員が合格した。
女性の健康検定は、女性の健康とメノポーズ協会が、「女性も男性も働きやすい多様性豊かな職場づくりと持続可能な社会の実現」を目指し2012年より開始。ヤフーは、性別、育児や子育てとの両立、LGBTQなど性的マイノリティ、障がい、国籍など、多様性を理解する上で、最大のマイノリティともされる「女性」が直面する健康課題を理解することが、ダイバーシティ&インクルージョン推進の重点施策の一つと位置付け、同検定受験・合格に取り組むことを決定した。
ヤフーはこれまでも、全社員対象に無意識の思い込みや偏見を認識する「アンコンシャス・バイアス研修」など、ダイバーシティ&インクルージョン推進の研修を実施。全社を対象に2016年度より毎年「ダイバーシティウィーク」を実施し、人事・執行役員・従業員有志が連携して社内のダイバーシティ推進を目的とした啓発イベントを開催している。
また、「女性の健康支援プロジェクト」や「パパママプロジェクト」など、従業員有志によるプロジェクトが形成され、プロジェクトのスポンサーとなる執行役員や人事部門と連携して課題解決活動を実施。その一環として、働き方の選択肢を増やすことを推し進め、社員それぞれの状況に応じて業務に取り組みパフォーマンス発揮できる環境づくりに取り組んでいる。
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