マイナビは、求職者の前職での働きぶりや経歴など、書類や面接だけでは分からない情報を、第三者(現職・前職の職場の上司や同僚など)から取得し、求職者と企業のマッチング制度を向上させるリファレンスチェックサービス「TRUST POCKET(トラストポケット)」を提供開始する。
同社の中途採用状況調査(2021年版)によると、2020年にリファレンスチェックを実施した企業は34.4%、2021年には46.3%が実施を検討・予定していると回答。リファレンスチェックを導入・実施する企業は今後も増加していくことが予想されるといい、同サービスの提供に至った。
TRUST POCKETでは、採用企業がオンライン完結で第三者から仕事における強み・弱みなど、確認したい採用候補者の情報を取得。求職者の目線も取り入れた開発を行うことで、採用候補者も安心して利用できるとしている。
同サービスを利用するタイミングとしては、二次面接前または最終面接前がおすすめとのこと。面接前にリファレンスチェックアンケートに回答してもらい、面接ではより深い質問を行っていくことで、ミスマッチを防げる。また、書類選考・面接の印象がイマイチだったが、実際には活躍可能性が高そうな人材を「引き上げる」目的としても利用でき、主観的な面接だけではなく、第三者の回答を取得し判断できるという。
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