ディスカバリーズは、デジタル人材の育成やリスキリングの強化を目指し、「ディスカバリーズ デジタルアカデミー」サービス(以下、デジタルアカデミー)を、2023年1月より提供開始する。
また、先行導入事例として、キリンビジネスシステムが、同サービスを採用し、キリングループ経営計画達成に向けたICT(情報伝達技術)リテラシーに関する年間目標達成に向け推移中だと発表した。
デジタルアカデミーは、従業員のデジタル成熟度を向上するためのトレーニングサービス。Tipsや動画の視聴、研修やトレーニング機会の提供、エキスパートへの相談など、提供している様々なコンテンツを通して、デジタル人材の育成、会社全体のデジタル成熟度を高めるサポートを行う。
先行導入したキリンビジネスシステムでは、社員一人ひとりのICTリテラシーの向上に取り組んでいる。その取り組みの一つとして、「ITツールに関するポータルサイト」および「ICTリテラシー向上推進担当者(グループ各社・各部から約300名を選任)」による情報発信を中心に、推進活動を2021年度より実施。しかし、初年度は思うような成果が上がらず、ICTリテラシーに関する年間計画の目標達成には至らなかったという。
そこで、ディスカバリーズは、デジタルアカデミーを中心とした、企業の経営計画達成に向けた伴走支援をスタート。同サービスのプログラムとして開催したオンライン講座では、累計3400人以上が受講し、アーカイブ動画や資料を通じて「Microsoft 365を自分の業務に活用する方法」を従業員が発見できる仕組みづくりを支援した。
また、社内ポータルの構築では、「どのようなタイミングでどのような情報が必要とされるか」などの徹底的なユーザー視点に基づき、導線づくりや掲載情報の整理を行い、「ITサービス活用ポータルサイト」を2ヵ月で構築した。
上記のような、従業員が恒常的かつ自主的に「学ぶ機会」を持つ仕掛けづくりを運営支援として継続する中で、2022年度に関しては、従業員のICTリテラシーレベルは着実に向上。経営計画目標(達成)に向け順調に推移しているという。
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