では、スキルをどう可視化すればよいのかといえば、データとHRテクノロジーを活用することである。Human Capital Managementという英語自体は10年以上前からあったが、これを理想論で終わらせずに実践するにあっては、勘や経験、そして主観的な好き嫌いによる意思決定を排除しなければならない。現代の人的資本経営とは、「HR関連データを効率的に集め、HRテクノロジーを活用して数値に基づいて『客観的に』人事の意思決定を行うこと」なのである。
フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...