ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、人事制度や手当、働き方を新しくする「ZOZO WORKSTYLE」を、4月3日より始動した。
ZOZO WORKSTYLEでは、3つの目的のもとに、社員一人ひとりのキャリア観やライフスタイルに合わせた柔軟なワークスタイルを実現できる環境整備を行う。
- ZOZO WORKSTYLE 1
- キャリア選択の柔軟性を高めることで、社員の個性や能力を引き出し、活躍のフィールドをさらに拡大
- 人事制度(等級・報酬・評価)の変更
- 「ZOZOらしさ」を体現する人材の育成を目的に、人事制度を全社的にアップデートした。管理職への昇格だけではなく、特定分野におけるスペシャリストとしてのキャリアアップを可能とするなど、社員一人ひとりの多様で柔軟なキャリア形成の支援と成長機会の提供を目指す。
- 「日々進歩手当」の支給
- 社員の「日々進歩」を後押しする手当として、これまでビジネス部門の社員を対象に毎月支給されていた自学手当の支給範囲を、全社員へ拡大。在籍期間が半年経過するごとに2500円ずつ、最大10万円まで増額。
- ZOZO WORKSTYLE 2
- 多様なライフスタイルを持つ、社員一人ひとりの活躍をサポート
- 全員を対象に、「住宅リモート手当」を月額一律5万円支給
- これまで部門や居住地域などにより支給対象者や金額が異なっていた住宅手当を、「住宅リモート手当」として全社員へ拡大。支給額を一律月額5万円支給へ変更。
- 交通費の月額上限を15万円へ引き上げ
- 通勤にかかる交通費の上限額(5万円)を、月額15万円まで引き上げ。通勤手段として飛行機や新幹線、特急などの利用も可能。
- フルフレックスタイム制度(コアタイム廃止)
- これまで一部の部門で定められていたコアタイムを廃止し、全社にフルフレックス制度を導入[1]。
- ZOZO WORKSTYLE 3
- 職種ごとに、より成果の出やすい出社スタイルを導入
- ビジネス部門:週2日出社・週3日リモートのハイブリッド型勤務を開始
- オンラインとオフラインの良さをかけ合わせたハイブリッド型の勤務スタイルをスタート。コロナ禍において、リモートでの業務環境に適応した一方で、対面での偶発的なコミュニケーションから生まれる「ソウゾウ」のタネが、新規ビジネスの創出や事業の推進には重要であると考えた。
- 開発部門:全国在宅勤務制度を継続
- 開発部門では、2021年1月に導入した全国在宅勤務制度を継続する。より柔軟性の高い働き方の導入などにより、エンジニアの採用競争力のさらなる向上を目指す。
注
[1]: ホスピタリティ本部、フルフィルメント本部を除く。
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