PR Tableは、日産自動車(以下、日産)の品質保証部門とR&D部門に、採用ブランディングサービス「talentbook」の提供を開始した。
talentbookは、働く人から企業の魅力を伝える採用広報サービス。導入した日産の2部門では、どちらも採用数の拡大に伴い、業務内容の認知度や部門のブランド力の低さが課題になっていたという。今回の取り組みにより、非認知層や就職・転職潜在層へのアプローチといった採用ブランディングの強化を期待している。
日産の担当者によるコメントは次のとおり。
日産自動車株式会社 トータルカスタマーサティスファクション本部 企画・監理部 担当部長 登千加彦氏/山野沙織氏
「新しい仲間に出会うためには、自分たちのことを正しく発信する必要があると感じています。いろいろな人に品質保証の仕事の魅力や、そこで働く人を発信して知ってもらえるよう、より適切に正確に伝えたいと思いtalentbookを導入しました。
日産で働く社員一人ひとりの想いを発信し、一緒にその想いを醸成してくれる方に入社いただけるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。
こうした採用活動以外にも、社内の人財育成観点での活用を検討していますが、活用の範囲はどんどん広げていきたいと考えています。それらをきっかけに採用人数も拡大し、目標とする採用人数に到達できるというのが理想のゴールです」
日産自動車株式会社 R&D人事部 主管 櫻悠樹氏/人事課 前橋亮太氏
「これからは採用でもマーケティング的な発想・手法が求められると感じています。従来のやり方ではなく、いまの学生や求職者が見ている場所、情報を得にいく場所に、自社のコンテンツを出していかないと意味がないのです。
また、この取り組みは5年後10年後に効いてくるだろうと思っているので、 新卒採用であれば大学生の低学年からアプローチをして日産に興味を持ってもらうこと、さらには高校生ぐらいからアプローチすることも必要になってくると感じています。そういう意味でも、talentbookがこれまで多くの企業の採用ブランディングを支援してきた知見を頂戴しながら、一緒に活動を考えていけたらと思っています。
今後、talentbookコンテンツを活用した広告配信や、動画撮影も企画しているので、実際に届けてみての反応などを元にPDCAを回していきたいです。
同時に、talentbookは、いまいる社員にとってもモチベーションアップにつながるのではないかなと思っています。自分が活躍している社員の一例として取り上げられることや記事を読んだ周囲からのフィードバックが社員の自信につながるのではないでしょうか。そういった社内でのよい影響も期待したいです」
日産自動車のtalentbookページはこちら。
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