ビズリーチは、同社が提供するタレントマネジメントシステム「HRMOS(ハーモス)タレントマネジメント」において、「ダッシュボード(β版)」機能の提供を開始する。正式リリースは8月上旬を予定している。
同機能により、人的資本や人と組織の課題を可視化し、活躍人材(マネージャー候補・育成候補)の定期モニタリング、早期離職を防ぐ採用オンボーディング分析など、各社の人や組織の課題に応じた対策につながる分析を実現できるという。
また、分析の専門家がいなくても人的資本を可視化・分析できるように、ニーズの高い分析項目をあらかじめ設定した「プリセットダッシュボード」を用意している。まず、「人的資本ダッシュボード」「退職分析ダッシュボード」が搭載されており、順次「パフォーマンス&エンゲージメントダッシュボード」などを8月以降に追加予定。今後は、HRMOSシリーズと連携し、「評価データ」「勤怠データ」「採用データ」を組み合わせたプリセットダッシュボードを提供予定だという。
- 人的資本ダッシュボード
-
- 年齢/性別/職種/等級/役職などの比率
- ダイバーシティ&インクルージョン(女性活躍・多様性の割合・育休取得数など)
- 退職分析ダッシュボード
-
- 任意の期間での、採用区分/性別/勤続年数ごとの退職者数
- 任意の期間での、勤務地/職種/年齢/等級ごとの退職者数、退職率
- eNPS、やりがい、能力活用とかけあわせた退職傾向の分析
- パフォーマンス&エンゲージメントダッシュボード
-
- 成果発揮状況と従業員エンゲージメントの可視化・分析(HRMOSシリーズの評価データや各種サーベイのeNPS、やりがい、能力活用などの結果を集約して可視化・分析が可能)
- 全社、組織ごと、人材のフラグごとの可視化・分析
なお、同ダッシュボードでは、業績データや外部システムの人事データをCSVで連携し、集約することが可能。たとえば、残業時間などの勤怠データと、営業成績のデータを従業員データにひもづけ、個人・組織単位での「営業生産性ダッシュボード」を構築できる。
カスタム分析のダッシュボードは、カスタマーサクセスチームが企業の課題をヒアリングしたうえで構築を支援する。
【関連記事】
・男女の賃金差異を可視化・分析するレポートサービスを開始―マーサージャパン
・「人的資本開示」の取り組みを開始している企業は2割弱、「可視化データの定量把握・分析」が課題―キャプラン調べ
・「人的資本可視化支援サービス」を開始、投資家視点でのスコアリング設計を提供―アスタミューゼ