大日本印刷(以下、DNP)は、エンファクトリーが提供する越境型研修「複業留学」を本格導入した。
複業留学は、従業員が複業としてベンチャー企業で働くことで越境活動を促すサービス。複業留学の活動内容は、越境プラットフォーム「Teamlancerエンタープライズ」を活用し、組織に共有される。
DNPは、2021年11月より「複業留学」を部門を限定してトライアル導入。その後、2023年4月に「スタートアップ企業派遣制度」を新設し、2023年7月から公募制でベンチャー企業への複業留学を開始した。複業留学では、留学を通じて得た学びやアイデアを、留学の仲間と共有し合いながら活動しつつ、実践的な事業立ち上げの経験・知見を所属部門の組織へ還元する。これにより、従業員が新規事業に対して能動的に挑戦・推進していく風土醸成につなげるとともに、従業員の主体的なキャリア形成を支援していくと同社は述べている。
- 複業留学の特徴
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- 人事発令なしで、本業への負担を少なく越境学習できる(留学期間3ヵ月・稼働時間10~30時間)
- レポート投稿や留学活動のインタビュー記事掲載など、Teamlancerエンタープライズ内で従業員同士の学び合い(ピアラーニング)を推進できる
- 受入企業は250社以上のため、幅広い職種・働き方を選択できる
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