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「Digital HR Competition 2023」HRテクノロジーソリューション部門のグランプリを発表―PA&HRテクノロジー協会

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 一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会は10月18日、同協会が主催する「Digital HR Competition 2023」のHRテクノロジーソリューション部門において、ファイナリスト4組の中からグランプリを発表した。

 Digital HR Competitionは、「Academia」(理論)と「Technology」(技術)と「Service」(実務)の垣根を越えた「労働市場における社会課題の解決」をテーマとするコンペティション。Technologyを起点にした「アイデアの種」を募集し、審査委員がテクノロジーの活用による課題解決・生産性向上の観点から審査を行う。「HRテクノロジーソリューション部門」と「ピープルアナリティクス部門」がある。

 この日はHRテクノロジーソリューション部門において、コンペティションのファイナリスト4組が最終プレゼンテーションを実施。次の審査委員がグランプリ選出の審査を行った[1]

  • 審査員長大湾秀雄氏(早稲田大学政治経済学術院 教授)
  • 審査員岩本隆氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任教授)
  • 審査員矢野和男氏(株式会社日立製作所 フェロー/東京工業大学大学院 情報理工学院 特定教授)
  • 審査員後藤正幸氏(早稲田大学理工学術院 創造理工学部経営システム工学科 教授)
  • 審査員児玉直美氏(明治学院大学 経済学部 教授/元経済産業省)
(右から)大湾氏、岩本氏、後藤氏、児玉氏、矢野氏
(右から)大湾氏、岩本氏、後藤氏、児玉氏、矢野氏

 審査の結果、グランプリは、日報に書いた振り返りに対し、AIが即時にアドバイスや問いかけ、応援、評価を行うプロダクト「reflect」を発表したリフレクトが受賞した。上司は人間ならではのコメントに注力できるという。

 審査委員長の大湾氏は「グランプリには単に人がやってきた作業をデジタルに置き換えるものではなく、社会や組織を変革するような先々の希望があるプロダクトに受賞してもらいたいと思っていました。その点で、リフレクトのプレゼンはそういった可能性を感じさせるものでした。将来的にはキャリアコンサルティング機能を付けていただきたい」と講評を述べた。

グランプリを受賞したリフレクトの代表取締役 三好淳一氏(左)とCTO 高木洋介氏(右)
グランプリを受賞したリフレクトの代表取締役 三好淳一氏(左)とCTO 高木洋介氏(右)

 なお、ファイナリスト4組とプレゼンテーションのタイトル・概要は以下のとおり。


株式会社リフレクト(グランプリ)
タイトル
人材育成・マネジメントはwithAIの時代へ。人とAIによる成長・自立促進。
概要
AIコーチがチーム日報へ、リアルタイム自動アドバイス・チア・問いかけ・評価で補助

株式会社Ex-Work
タイトル
ジョブ型組織に欠かせない「職務・ポジション」情報の効率的な運用を実現
概要
日本企業で必要なジョブ型組織の実現をジョブマネジメントシステムJob-Usで支援

Thinkings株式会社
タイトル
選ばれる企業のための組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」
概要
採用DXで煩雑な採用業務を改善、応募者一人ひとりに向き合う質の高い採用活動を実現

株式会社PROJECT COMP
タイトル
納得感のある評価を実現する最先端のデータ主導型報酬決定プラットフォーム
概要
データに基づく合理的な報酬決定で、社員のパフォーマンスを引き出す具体的な方法

[1]: ピープルアナリティクス部門は11月2日(木)に審査・発表がある。

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