UZUZは、既卒・第二新卒と新卒として就職活動中の20代男女に対して、就職と転職活動に関する実態調査を実施した。
就職活動でChatGPTなどのAIを利用している新卒は3割以上
「就活においてChat GPTなどのAIツールを利用していますか?」と質問したところ、「かなり/たまに利用している」と回答した新卒は31.3%であるのに対し、既卒・第二新卒は11.4%と差が見られた。
また、「かなり/たまに利用している」と回答した人に対して「主に何に利用していますか?」と質問したところ、「文章作成、添削」が既卒・第二新卒では38.5%、新卒では39.5%とそれぞれ最多であった。また、既卒・第二新卒の27.6%、新卒の26.3%が「自己分析のサポート」と回答した。
利用した感想は次のとおり。
- ポジティブな反応
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- 似た内容で文章出力を何度でも試せるので、推敲の時間が削減できる
- 文章作成の大枠をつくるために、非常に便利だと感じております
- ひとりで考え込むよりは、よいかなと感じた
- 便利。AIへの質問方法が難しいと感じる
- 気軽に相談できるうえ、返答があるため心が軽くなる
- 真偽には気をつけなければいけないが、企業の大まかな特徴をつかんだり、うまく言葉にできない文章や書き始めの取っ掛かりに役に立った
- 手軽で便利だが、こちらがうまく質問・精査する技術が必要だなと感じた
- 分からない業界職種でも標準レベルまで持って行けた
- 自分の伝えたいことの整理や、考えていることの壁打ち相手としては良いツールだと思います
- どちらかというとネガティブな反応
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- 一次情報として扱うには信頼性が低い場合もあると感じます
- 文章作りに関しては、型が決まっており、綺麗に当てはめてくれるが、自分で入力する部分が多く自分で作成するほうがよいと思った。文書ではなく自己分析などで利用しようと思った
- 質問の精度によって回答にも幅が出るため、的確な質問を行う能力が必要となる
- あまり期待したものは得られなかった
利用していない理由は「ツールの使い方が分からない」など
ChatGPTを「利用していない」と回答した人に「利用していない理由を教えてください。」と質問したところ、既卒・第二新卒では「どの場面で使えるのか分からないため」(28.1%)が最多、新卒では「ツールの使い方が分からないため」(19.1%)が最多であった。
次の就職で最も希望する条件は「土日休み」が既卒・二卒の最多
最後に、「次の就職で一番希望する条件を選択してください」と質問したところ、既卒・第二新卒の最多は「土日休み」(21.7%)、新卒の最多は「自分に合った社風である」(10.4%)という結果となった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
- 調査の対象:既卒・第二新卒、新卒として就職活動中の20代男女
- 有効回答数:1133名(既卒者:200名、第二新卒:866名、新卒:67名)
- 調査実施日:2023年8月1日~10月3日
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