ストラテジーアンドパートナーは、離職防止Webサービス「Seein.」のβ版を9月11日よりリリースした。
Seein.は、生成AIを活用したチャット機能やフィードバック機能を通じて、人材ケアと離職防止を支援するサービス。過去の人材管理では評価の主観性や上司・部下の心理的負担が課題であったが、生成AIを活用して、客観性を保った評価と心理的負担の軽減を目指す。また、採用活動にも利用することで、採用後のミスマッチ防止にも期待できるという。
主な機能と同社が想定している利用シーンは次のとおり。
主な機能
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- チャット機能
- 生成AIに、業務や学習中に抱いた疑問点や不明点を質問できる。いつでも的確な答えを得られるため、業務や学習を効率的に進められるようになる。
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- フィードバック機能
- 質問の内容をもとに、現在の課題とそれに対するアプローチをAIがフィードバックする。客観性が確保されているため、内容を日々の業務や学習に落とし込みやすくなる。
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- 履歴管理機能
- 管理者はチームメンバーのチャットやフィードバック履歴、活用履歴を閲覧できる。メンバーが考えていることや仕事の進め方の可視化を通して、マネジメント効率が向上することが予想される。
利用シーン
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- 社内業務
- 社内で業務に関するフィードバックを行う場面では、部下のマネジメントを行う管理者が抱える心理的負担を軽減し、的確な内容を部下に届けられるようになる。
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- 採用活動
- 書類や面接などの「点」だけでなく、求職者が持つ特性や考え方を加味した「線」を判断材料として用いられる。
利用料金は無料。正式リリースは2024年1月を予定しており、現在はβ版の利用希望者を募集しているという。
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