レバレジーズは、同社が運営している「career ticket(キャリアチケット)」に登録している2025年卒業予定の大学生205名を対象に、就活状況について調査を実施した。
約10人に1人がすでに内定を保持している
現在の就職活動の状況を聞いたところ、2023年10月時点で90.7%の学生がすでに就活を始めていることが分かった。そのうち、「内定を持っている」(7.8%)、「内定承諾をしている」(0.5%)と回答した学生は約1割であった。
企業選びで重視するポイント最多は「業務・仕事内容」
企業選びのポイントを聞いたところ、「業務・仕事内容」(19.3%)が最も多く、次いで「給与」(15.8%)、「勤務地」(12.8%)と続いた。ビジョンや理念などの優先度は低く、業務内容や給与・勤務地などの定量的に判断できる側面から仕事を選ぶ学生が多いことがうかがえる。
また、就職したい職種は、「企画・マーケティング職」(26.3%)が最多となった。
約4割の学生が就活で「転職を考慮」している
将来の転職を見込んで就活をしているか聞いたところ、約4割の学生が「考慮している」と回答した。理由として、「キャリア全体を考えるうえで、市場価値が上がる環境をファーストキャリアで選びたいから」「培ってきたスキルを活かしてより裁量を持てる環境へキャリアアップしていきたいから」といったコメントが寄せられたという。
副業について質問したところ、4人に1人が「就活時に副業を考慮している」(25.8%)と回答した。理由を聞いたところ、「これからは自分で稼いでいくスキルを身につける時代だと考えているから」「副業することで会社に活かせるスキルもあると思っているから」「将来独立して好きな時間に働きたいから」といった意見があった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:「キャリアチケット」に登録している2025年卒業予定の大学生
- 調査時期:2023年10月20日~11月3日
- 調査方法:Webアンケート調査
- 回答者数:205人
- 調査主体:レバレジーズ株式会社
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