学情は、2024年4月に入社を控える新社会人を対象に、「入社先でのキャリア」についてインターネットアンケートを実施した。
企業で働きたい年数は「定年まで」が最多
新卒で入社した企業で働きたい年数を聞いたところ、「定年まで働きたい」と回答した新社会人が31.6%で最多となった。次いで、「5年以上10年未満」(25.0%)が続く。「3年未満」は8.3%、「5年未満」は28.2%にとどまっており、新卒で入社した企業で長く働きたいと考える新社会人が多いことが分かる。
コメントでは、「長く働く企業に出会えるように、就職活動をがんばった」「長く働くことで、より重要なポジションを担えると思う」といった声が寄せられたという。一方で、「現時点では長く働きたいと思っているが、キャリアの方向性が変わったら転職する可能性はある」「長く働きたいものの、年収が上がるのであれば転職も検討する」といった声もあり、転職ありきではないものの、その都度ベストな選択をしたいという意向がうかがえる。
いずれは「管理職になりたい」新社会人は6割以上
「社会人として働くなかで、管理職になりたいですか?」という質問に対し、「はい」と回答した新社会人は64.4%であった。
目指したい役職は、「主任・係長」(33.3%)が最多。次いで、「部長」(25.8%)、「役員」(18.4%)、「課長」(17.7%)が続いた。コメントでは、「裁量を持って働けるポジションを目指したい」「会社の中枢を担う人材になりたい」といった声が寄せられたほか、「新卒で入社した企業では数年間の就業を予定しているので、主任・係長を目指すのが現実的だと思う」「若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえる職場は魅力的だと思う」といった声があった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年11月14日~30日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
- 有効回答数:396件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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