レバレジーズは、モチベーション管理システム「NALYSYS」を1月15日にリリースした。同社で運用しているモチベーション管理の手法を分析・研究し、構築した理論をサービス化したプロダクトで、従業員のモチベーションや性格などの潜在情報を可視化し、人的資本の最適配置をサポートする。
NALYSYSモチベーション管理では、従業員が質問に回答することで、離職率と相関しているモチベーションスコア「NALY指数」を算出。各従業員のNALY指数は一覧で確認でき、数値が低下している従業員を洗い出せる。
これにより企業は、拡大する組織の中でもモチベーションが低下傾向にある従業員を見つけ、その従業員に合ったアクションを起こすことで不本意な離職を防げるようになる。
同サービスの特徴は次のとおり。
- 従業員の「性格」に合わせたモチベーション管理が可能
- NALYSYSモチベーション管理には、レバレジーズとビジネスリサーチラボが共同開発した適性検査が標準搭載されている。この適性検査をもとにモチベーション低下要因を特定することで、従業員のモチベーション変動に対して個人の性格を踏まえた最適な対応が可能となる。
- モチベーション低下に対する施策の振り返りが可能
- 従業員や組織のモチベーション低下に対して実行した施策を、NALYSYSモチベーション管理上に登録・蓄積できる。これにより、「どの施策が効果的だったか」を振り返り、施策の精度を高められる。また、社内イベントや日常的な面談も合わせて登録しておくことで、モチベーションの変動要因を推測することも可能となる。
- 実証済みの理論に基づいている
- 社員の平均年齢が27歳のレバレジーズは、創業18年連続黒字、年商1000億円規模に急成長している一方で、「働きがいのある会社」若手ランキング大規模部門では、2年連続1位を受賞している。「事業拡大」と「働きがい」を両立できているのは、事業と人の両方にとって意味のある従業員モチベーションの指標を特定し、その指標を高く維持しているからであるという。
さらに同社は、NALYSYSモチベーション管理と共に「NALYSYS労務管理」のリリースを発表。NALYSYS労務管理では、人事・労務業務をワンストップで管理できるほか、NALYSYSモチベーション管理とデータ連携も行える。
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