三菱電機は、新卒者および経験者の2024年度採用計画を策定した。
同社の新卒者採用数は、秋季採用(2024年10月入社)および2025年4月入社で1100名、経験者採用数は1000名、合計2100名を採用する計画。なお、グループ全体での新卒者・経験者の採用数は合計5200名となる。
同社の人材戦略・人材マネジメント施策は次のとおり。
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- 新卒採用におけるジョブマッチングの強化
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- 事務系では、採用内定後に適性や本人希望を踏まえて配属を調整する従来型の「オープンコース」に加え、スタッフ職種を対象に、応募者のニーズや専門性に応じて入社時の配属先職種をあらかじめ定める「職種確約コース」を2023年度より展開している。2024年4月の入社見込みは約30名
- 技術系では、事業領域・職種・勤務地など、異なるスペックの中から入社時の配属先をあらかじめ定める「配属先指定リクルート制度」に加え、より希少かつ高度な技術領域などにおいて通常の新卒入社者よりも高い水準の処遇条件(給与・賞与)を提示可能とする「配属先指定リクルート制度PLUS」を2023年度より展開した。2024年4月の入社見込みは約10名
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- 経験者採用のさらなる拡大
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- 多様な経験を活かして即戦力として活躍する人材の獲得に向け、リファラル採用(従業員紹介)やカムバック採用(退職者の再雇用)により一定規模の経験者採用を継続的に実施する。とくに、カムバック採用の実効性を高めるため、同社とアルムナイ(退職者)との継続的なつながりを構築する「Re-MELCO~アルムナイネットワーク~」を2023年度より新設
- 第2新卒採用の応募基準から「最終学歴卒業後3年以内」を廃止し、就労経験がある場合は、就労期間の長短は問わず、求職者が自身のキャリア志向に合わせて第2新卒採用か経験者採用のいずれかの選考区分を自由に選択できるよう応募基準を拡大
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- 多様・多才な人材が集い、活躍する環境の実現
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- 従業員1人ひとりのキャリアオーナーシップ強化に向けて、2023年4月に同社における「キャリア開発」のコンセプトを策定し、各種教育施策を強化
- 主体性・チャレンジを尊重したキャリアオーナーシップに基づく自律的な成長を会社として支援することを目的として、2022年度より社内異動制度(Job-Net制度・Career Challenge制度)の応募・適用条件の緩和に加え、社内外のキャリアコンサルティング窓口を拡充
- 就労観の多様化、家庭生活の充実、キャリア形成支援などを踏まえたウェルビーイング推進の観点から、2024年度より新規入社者や居住地変更を伴う転任者、単身赴任者の住宅に関わる経済的負担軽減に向けた各種支援の拡充を予定
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