メタップスホールディングスは、従業員の入社、退職手続きを行う人事や総務の担当者に対し、「入社、退職時の手続き」に関する実態調査を実施した。
約6割が進捗管理に「Excel、スプレッドシート」を利用
従業員の入社、退職手続きの進捗をどのように管理しているかと質問したところ、「Excel、スプレッドシート」が57.0%と最多であった。次いで、「紙ベース」が45.5%、「クラウドサービスやソフトウェアなどのツール」が36.6%という回答となった。
入社、退職時の手続きは「対応の煩雑さ」が課題
入社、退職時の手続きの管理方法で課題に感じている点を質問したところ、「入社、退職者の手続き対応が煩雑」が52.6%と最も多く、半数を占める結果に。次いで、「入社、退職者の手続き対応を行う人手が足りない」が32.8%、「他部署との連携が上手くいかない」が30.3%と続いた。
時間がかかる業務は「必要書類の作成と確認」が最多
次に、時間がかかると感じるプロセスについて質問したところ、「必要書類の作成と確認」が36.5%、「タスクの進捗確認」が30.1%、「情報の収集と整理」が28.6%という回答となった。
手続きで起きがちなトラブルは「遅延」や「タスク漏れ」が上位
最後に、よく起きがちなトラブルについて質問したところ、「入社、退職手続きの遅延」が50.7%と最多。次いで「入社、退職手続きのタスク漏れ」が46.7%、「社員情報の更新漏れ」が44.8%と続いた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
「入社、退職時の手続き」に関する実態調査
- 調査期間:4月17日~18日
- 調査委託先:リンクアンドパートナーズ
- 調査対象:調査回答時に従業員数50名以上の企業の人事、労務、総務、情報システム部門、管理部責任者(社員の入社、退職手続き管理業務を行うことがあると回答したモニター)
- 有効回答数:1009
- 調査方法:インターネット調査
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