日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、経年比較でエンゲージメントの実態をまとめた「パフォーマンスにつなげるエンゲージメント調査」を公開した。
従業員エンゲージメント、「会社が好き」と感じる人は増加傾向
従業員の会社に対する信頼や貢献意欲などを表す「従業員エンゲージメント」について、「会社が好き」「会社に行くことが楽しみ」「会社は従業員を大切にしている」と感じる人が、2019年に比べて10%以上増加した。一方、「現在の会社でずっと働き続けたい」と思っている人は、1.2%減少する結果となった。
ワークエンゲージメント、6割以上が「仕事が好き」
仕事の活力、熱意、没頭などを表す「ワークエンゲージメント」について、仕事が「好き」「没入できる」「やりがいを感じられる」「満足している」と感じている人が、全体の6割を超える結果となった。また、2019年と比べるといずれも増加傾向になっている。
「仕事」「企業理念・経営層」「職場」と大きな相関ある
「従業員エンゲージメント」や「ワークエンゲージメント」に関する項目と、11のカテゴリーに関する項目の回答結果から、相関係数を算出した。その結果、「従業員エンゲージメント」「ワークエンゲージメント」ともに、「仕事」「企業理念・経営層」「職場」から、特に影響を受けていることが分かった。
特に関連が強い「ワークエンゲージメント」と「仕事」を具体的に見ると、「現在の仕事は、自分の強みを活かすことができる」「仕事を通して成長を実感できる」「仕事に達成感を感じられる」などが、ワークエンゲージメントに大きな影響を与えていることが明らかになった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
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有効回答:2631名
- Z世代(2020~2023年入社):1223名
- ミレニアル世代(2006~2019年入社):484名
- 就職氷河期世代(1993~2005入社):484名
- バブル世代(1987~1992年入社):440名
- 調査時期:2023年6月
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