SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine×SmartHR 人材・組織活性化フォーラム

2024年12月6日(金)13:00~15:30

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

人事労務担当者のための職場トラブルのトリセツ | #10

退職代行から連絡がきたときの対応方法を社労士が解説 ショックだからこそ会社を見直す機会に

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

 近年、退職代行を利用して退職する社員が増加しています。社員にとっては一方的に退職手続きを済ませられる利便性が評価されていますが、会社にとっては対話の機会を奪われるという課題があります。この記事では、なぜ退職代行が利用されているのか、また退職代行を利用して退職意志を伝えてきた社員に対する対応方法を、社会保険労務士の村井真子さんが解説します。

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena

認知が広がる「退職代行サービス」

 退職代行とは、退職したい社員本人に代わってその意志を会社に伝え、退職手続きを完了させるサービスのことです。民間会社の調査[1]によると、「退職代行というサービスを知っていますか?」という設問に、回答者の72%が「知っている」と答えるなど、認知度が高まっています。

 退職代行サービスを提供する会社は、大きく分けて弁護士系、労働組合系、その他の民間会社の3種です。弁護士と労働組合は交渉権を持っており、未払い賃金の支払い交渉や退職日の調整などの交渉を行えます。また、トラブルに発展した場合に退職者の代理人になれる弁護士は、比較的利用料が高くなる傾向があります。

退職代行を利用する社員が増えている理由

 東京商工リサーチの調査[2]によると、大企業の18.4%、中小企業の8.3%が退職代行業者から退職手続きの要請を受けた経験があります。全体では1割程度の企業が退職代行による社員の退職を経験しており、サービスの認知度や利用が広がっていることがうかがえます。

 退職代行サービスを手掛ける会社が公開したデータ[3]によると、退職代行を利用した理由の1位は「上司から各種ハラスメントを受けている」(33.9%)、2位は「上司から退職を止められる」(30.2%)でした。社員が退職について相談したいときに、退職の原因が最初の窓口となる上司自身である場合に退職代行を利用するケースが多いようです。

 また、中小事業で退職代行を利用されている理由の1つに、退職に関する会社側の意思決定権が経営者本人にある場合が挙げられます。退職者本人と経営者との間で調整する管理職者などが不在である場合は、退職を申し出ても退職届が受理されない、慰留されるなどでスムーズに退職できない事情があるため、退職代行のニーズがあると考えられます。

 社員が退職代行を利用する背景には、会社に退職を申し出ても受理されない、そもそも退職の意思表示が難しいといった状況があるようです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー


次のページ
退職代行を利用した社員への対応

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
人事労務担当者のための職場トラブルのトリセツ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

村井 真子(ムライ マサコ)

社会保険労務士、キャリアコンサルタント。家業である総合士業事務所で経験を積み、2014 年、愛知県豊橋市にて独立開業。中小企業庁、労働局、年金事務所等での行政協力業務を経験。あいち産業振興機構外部専門家。地方中小企業の企業理念を人事育成に落とし込んだ人事評価制度の構築、組織設計が強み。現在の関与先 ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/6004 2024/10/29 08:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2024年12月6日(金)13:00~15:30

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング